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自己犠牲・追記

十年ほど前の事件である。
冬の北海道で、父と幼い娘が吹雪の中で立ち往生してしまった。
それで娘の上に父親が被さって、冷気から守り・・結局父親は亡くなり、娘は生きていた。

この事件が非常に私の心に響き、いつまでも覚えているのだが・・
もし、亡くなった父親が飲んだくれのギャンブラーだったと仮定して、このような災難に見舞われることなく生きていたら・・
家族に疎まれて、「早く死ね、糞おやじ」なんて言われちゃったりしちゃったかもしれない。

かつて、三島由紀夫はインタビューの中で、
「日本は平和になった代わりに、ドラマチックな死を失なった」ということを言っている。
上の事件と照らしてみて納得したのだけれど、「不幸」というものが愛を確認するためにあるのなら・・それはそれで、とても大事なものだと思われる。
何も風波の立たない、深い深海の様な世界で貝のごとく生きるなら・・そこには眠りがあるだけで、何のドラマも生まれないのである。
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